概要
本サービスは2020年度の新システム導入に伴い、2019年度で終了しました。
物性研共同利用スーパーコンピュータ(以下「物性研スパコン」)では、2015年より演算加速装置としてGPGPUが導入されています。物性研スパコンが演算加速装置を導入するのは今回が初めてであり、これまでのユーザが開発、利用中のプログラムの多くはGPGPUに未対応であると思われます。そこで、物性研スパコンを効果的に活用するため、物性研究上重要と思われるソフトウェアについて「GPGPU移植支援サービス(以下、「本サービス」)」を実施しています。
申請者が開発に関わっているプログラムで、GPGPU利用が未対応、もしくは対応が不完全であるものについて、GPGPUへの移植支援を行います。提案は物性研究所において審議し、プログラムの選定を行われます(なお、選定の段階で着手時期・実施内容の詳細に関して確認および調整を依頼する場合があります)。選定されたプログラムは下記「実施体制」のもとで、プログラムの解析、GPGPUへの移植対応(hotspotのOpenACC/CUDA化、CUDA対応ライブラリの利用など)を行います。GPGPUへの移植対応が難しいと判断された場合には、その旨の解析結果を報告します。
本サービスによる成果物の著作権及びライセンスは、原則として応募者に帰属するものとします。また、ソース改変内容及び性能について応募者の同意の上で公表することがあります。
プロジェクト体制
GPGPU移植支援サービスは、以下の体制で行っています。
- 物性研スパコン導入ベンダのシステムエンジニア数名
- 物性研スタッフ若干名
なお、1プロジェクトあたりの作業量は2ヶ月程度を目安としています。
GPGPU移植支援サービス採択一覧