物性研究所データリポジトリの利用について
概要
物性研究所では物質科学における研究データの蓄積・利活用を目的にデータリポジトリの運用を開始しています。データ管理システムにはGitLabを活用しており、データの登録および登録されたデータの検索システムとしてポータルサイトが用意されています。登録されたデータセットはポータルサイトから検索することが可能です。本データリポジトリを用いることで、論文に用いた研究データや物性科学分野に役立つデータセットの保管・公開を行うことが可能です。
※サーバ資源はmdxを利用
ポータルサイト・データリポジトリへのアクセス方法
以下のURLよりアクセスしてください。
- ポータルサイト:https://datarepo.mdcl.issp.u-tokyo.ac.jp
- データリポジトリ(GitLab):https://isspns-gitlab.issp.u-tokyo.ac.jp/explore
利用申請方法
利用申請のプロセスは下図のような流れとなっています。まずはポータルサイト右上にある “Register dataset” ボタンを押し、登録申請をしてください。なお、申請時の参考として、データリポジトリに関するFAQもありますので、よろしければご覧ください。
物性研究所データリポジトリ データポリシーについて
本データリポジトリの運用方針に関しては、以下の方針で運用している (第1.1版 2021年11月9日)。
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- データの形式
電磁的方式で記録されたもの - データの種類
論文、データベース等として一般に公表された研究成果物(各データを利用するために必要なツール、ソフトウェア、マニュアルなども含む)。また、未公表のものでも物質・物性分野での利活用が期待されるもの。
リポジトリの最大容量は2GBをデフォルトとし、それ以上の容量が必要な場合には物性研究所に問い合わせの上、物性研究所が妥当と判断した場合には容量の上限をあげる。 - 研究データの公開・提供
研究データの公開はインターネット上でアクセスする形式で行う。
データリポジトリにはウェブサイトからと、キャラクターユーザインターフェイス(CUI)からの二つのアクセス方法を用意する。データベースの登録、検索、ダウンロードなどの基本操作はウェブサイトから行う。その際、データに直接アクセスするためのURLも表示し、CUI上でもダウンロードからデータ解析まで円滑に行えるようにする。研究データはオープンデータとして公開することを前提とする。ただし、登録より5年は未公開の設定が可能である。
オープンデータとして公開する場合にはCreative Commons Licenseにすることを 原則とし、それ以外の場合にはパスワード認証の設定が出来るようにする。
研究データの提供時に示す条件(データ引用元の表示など)についてはデータ提供 者が登録時に決定する。ただし、原則として、データベース利用者が研究データを特定・検索できるようにするため、格納されているデータに関するメタデータ(関連論文DOI, ライセンス, キーワード, 公開設定など)の入力を必須とする。また、第三者が利用可能な状態にするための説明文もつけるようにする。 - 研究データの廃棄
原則として研究データを可能な限り保管する(最低10年)が、コストやリソースの問題などが生じた場合には、物性研究所の判断により保管している研究データを廃棄することがある。 - 研究データの取り扱い
著作権等の取り扱いについては,本文書に記載の本リポジトリの運用方針と矛盾しない限りにおいて, データ提供者の所属機関のポリシーに従う。
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免責
物性研究所は、当データリポジトリにおける研究データの収集、保管、公開・提供、廃棄その他の取扱い及びそれらの研究データの利用に伴って生じる一切の損害について責任を負わない。
- データの形式
運営体制
本データリポジトリは東京大学物性研究所 物質設計評価施設 設計部の以下のメンバーで運営しています。
担当所員 川島 直輝
特任研究員 吉見 一慶
助教 井戸 康太
助教 福田 将大
技術専門職員 矢田 裕行
技術専門職員 福田 毅哉
技術専門職員 本山 裕一
学術専門職員 荒木 繁行
お問い合わせ
東京大学物性研究所 データリポジトリ運営チーム
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
datarepo_at_issp.u-tokyo.ac.jp (_at_を@に変更してください)