物性研究所スパコン共同利用・CCMS合同研究会「計算物質科学の今と未来」
開催要項
- 会場:
- 物性研究所大講義室
- 日時:
- 2017年4月3日 (月)13時00分 から 2017年04月04日 16時45分
場所 物性研究所大講義室
【開催要項】
物性研究所スパコン共同利用・CCMS合同研究会「計算物質科学の今と未来」
2017年4月3日(月)―4日(火)
物性研究所大講義室
【旅費・交通費】
特別講演者、招待講演者に旅費を支給いたします。 また、ポスターに一般投稿いただける方にも予算の範囲で支給いたします。
<参加申込>
※3/31(金)午後5時にて事前参加登録の受付を締切りました。
当日参加も受け付けておりますので、是非ご参加ください。
※旅費の支給を希望する方は、2月21日(火)までに参加申し込みをしてください。一般投稿者への旅費の支給の可否については3月上旬までにご連絡します。
※柏キャンパスゲストハウスに宿泊を希望する方は、2月21日(火)までに参加申し込みをしてください。部屋に限りがございますので、希望に添えない場合がございます。ゲストハウス宿泊の可否については3月上旬までにご連絡します。
<アブストラクト投稿>*受付終了しました
※特別講演者、招待講演者の方およびポスター発表希望者の方は、アブストラクト投稿フォーム をご利用ください。
※投稿する方は<参加申込>を済ませてからお申し込みください。
※アブストラクト投稿締切は3月6日(月) です。
開催趣旨
平成27年度に物性研スーパーコンピュータ、システムBが更新され計算機の大幅な増強が行われたが、それを用いた並列計算によって多くの研究成果が得られてきている。また、現システムCは平成28年度が最終年度となる。物性研スパコンの利用促進のためのソフトウエア高度化プロジェクトによって平成28年度も2つのソフトウエアの整備が行われた。また、ポスト京プロジェクトは重点課題に加え、萌芽課題が28年度に始動するなど計算コミュニティーをとりまく環境は変化している。物性コミュニティーではこれらの計算機環境と計算プログラム開発環境の向上を背景に、様々な新規アルゴリズムの適用、手法開発、モデリングの改善が行われており、大きなブレークスルーを狙った物性研究が進行中である。このように計算物性が質的にも量的にも変化を遂げているなかで、最新の物性計算および他分野でのHPC計算に関する情報交換の場を提供すべく本研究会を企画した。
【プログラム】
4 月3日(月)
13:00-13:10 Opening
13:10-13:35 笠松秀輔(東京大学) 縞状ドメイン構造を有する強誘電体薄膜キャパシタにおける「負のキャパシタンス」発現の第一原理シミュレーション
13:35-14:00 柚木清司(理化学研究所) 幾何学的フラストレーションがない正方格子スピン1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型の 励起スペクトル:マグノン vs. スピノン
14:00-14:25 濱本雄治(大阪大学) van der Waals 密度汎関数法による有機-固体界面の鏡像状態の研究
14:25-14:50 横田泰之(理化学研究所) 古典 MD 計算と原子間力顕微鏡によるイオン液体/固体界面の構造評価
14:50-15:05 break
15:05-15:55 大関真之(東北大学) 【特別講演】今日から始めるスパースモデリング-計測革命と計算革命-
15:55-16:05 吉見一慶(東京大学) 東京大学物性研究所 2016 年度ソフトウェア開発・高度化プロジェクトについて
16:05-16:30 三澤貴宏(東京大学) 多変数変分モンテカルロ法のオープンソフトウェア mVMC の開発
16:30-18:00 Poster Session
18:30-20:30 懇親会、ららぽーと花あかり
4 月4 日(火)
10:00-10:50 横山大作(東京大学) 【特別講演】大規模ゲーム木探索における並列・分散計算の適用
10:50-11:05 break
11:05-11:30 石塚良介(大阪大学) MD/DFT 自己無撞着法を用いたイオン液体の有効電荷解析
11:30-11:55 優乙石(理化学研究所) 全原子細胞質モデルと大規模分子動力学計算による細胞内生体分子ダイナミクスの理論的解明
11:55-12:20 原田隆平(筑波大学) 生物学的レアイベントを再現/予測する
効率的構造サンプリング手法の開発
12:20-13:30 lunch
13:30-13:55 吉田恒也(京都大学) 強相関トポロジカル絶縁体・超伝導体の研究
13:55-14:20 古賀昌久(東京工業大学) SU(N)ハバード模型における秩序相の解析
14:20-14:45 山門英雄(和歌山大学) 超球面探索法の結晶構造予測への応用
14:45-15:10 森田悟史(東京大学) テンソルネットワーク法の並列計算ライブラリの開発
15:10-15:25 break
15:25-15:50 村島隆浩(東北大学) 複雑流体のための大規模マルチスケールシミュレーションの開発
15:50-16:15 徳田直子(名古屋大学) 3次元ゲノム動力学シミュレーションによる転写活性分布解析
16:15-16:40 樋口祐次(東北大学) 大規模粗視化分子動力学法を用いたポリエチレンにおけるラメラ構造の変形・破壊シミュレーション
16:40-16:45 Closing
主催
東京大学物性研究所スーパーコンピュータ共同利用、計算物質科学研究センター
協賛
ポスト京重点課題(7)、計算物質科学人材育成コンソーシアムPCoMS
組織委員
川島直輝(物性研 教授)、杉野修(物性研 准教授)、野口博司(物性研 准教授)、笠松秀輔(物性研 助教)、野口良史(物性研,助教)、森田悟史(物性研,助教)、渡辺宙志(物性研,助教)、
大槻東巳(上智大学 教授)、北尾彰朗(東京大学分子細胞生物学研究所 准教授)、森川良忠(大阪大 教授)